商品改良・開発 Feed

2014年4月22日 (火)

ミネラルプレストサンスクリーンについて

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

ミネラルプレストサンスクリーンですが、持ち運び時の割れが生じないかテストを繰り返し行っています。

若干、衝撃に弱いことが判明しましたので、ミネラル粒子同士の結合性を良くするために油剤を見直し、再度処方を組み直しているところです。

今回は丸型のコンパクトで、パフではなくブラシを検討しています。

鼻の際等、パフだとつけにくいところもブラシなら細かく塗れるため、パフよりコストは高くなりますが、ブラシというのもありかなと考えています。

また、ブラシも色々形状はあるのですが、初めて使う人でもさっと塗れて、仕上がりもバッチリなように実用性があるものを模索中です。(コンパクトに収納できるものです)

なお、SPFは従来通り50で、PA++++の予定です。

P1000702 

開発中のミネラルプレストサンスクリーンです

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2014年3月23日 (日)

ミネラルサンスクリーンについて

こんにちは、トゥヴェール商品開発係の平野でございます。

ようやくセラミドミルクが発売できて、スタッフ一同ほっとしています。

ザ アイクリームやミネラルサンスクリーンも在庫の補充が完了し、 消費税増税前はあとわずかですが、しっかり販売していきたいと思っています。

ところでミネラルサンスクリーンですが、プレストタイプの本格検討を始めています。

ミネラルパウダリーファンデーションに比べて、割れやすい性質があり、 こちらをどう改良していくのか課題がございました。

ただ、ここにきて良いものが仕上がってきておりますので、 外出先でも粉とびせず、簡単にお直しが可能なものができそうです。

SPF50、PA++++の日焼け止め効果は維持して、 仕上げのお粉に近いような感じにならないか検討しています。

なお、良いものが出来ても発売は夏くらいになりそうです。

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2014年3月 2日 (日)

セラミドミルク発売予定

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

セラミドミルクですが、3月20日頃に発売を予定しています。

40gで3,350円(税込・税率5%)となります。

ヒト型セラミド含有量は4.5%です。

実は、セラミド含有量は4.6%にしたかったのですが、なぜか0.1%を上げると、乳化不良になってしまいました。

そのため安定性の良い4.5%で商品化を行い、先日、工場で試作生産を行いました。

現場生産品のセラミド粒子を測定すると、粒子径は0.3ミクロン(300ナノ)となり、一般の乳液に比べると数十分の1のサイズです。ナノエマルジョンは50~100ナノ付近ですから、ナノエマルジョンよりは大きな粒子です。しかし、一般の乳液に比較すると非常に小さく、浸透性はかなり良い仕上がりとなりました。

1 現場試作品の粒度分布測定結果

一度製造した乳液を超高圧乳化装置を用いて、さらに粒子が細分化できるかの実験も検討しています。ただ、これをすると、コストが高くなってしまって、どうしたのものか頭を悩ませている最中です。

ナノエマルジョンとの違いは、しっとり感はナノエマルジョンの方が上で、荒れ肌改善はセラミドミルクの方が上という認識でいます。

保湿重視ならナノエマルジョンを肌改善目的ならセラミドミルクという選択になるかと思います。

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2014年2月12日 (水)

ぽんぽんチークにつきまして

こんにちは、商品開発係りの平野です。

ぽんぽんチークを今月20日にリニューアルいたします。

主な改良点は肌あたりです。ぽんぽんチークを肌につけると少し硬いという意見が寄せられていまして、「ふんわりとした肌あたり」を目指して改良しました。

肌に触れるコットン面は、柔らかく、メッシュの網目構造を見直すことで、チークがでやすくなりました。また、コットンを支えるバネも調整し、反発力を弱めて、柔らかく当たるようにしました。

ただ、その改良によりチークが出やすくなった反面、未使用でもコットン面にうっすら粉がつくという問題も出てきました。

そのため、今回のチークから粉がコットン面につかないように容器下部に中蓋を入れ、最初の使用時には中蓋を取ってからお使いいただくというひと手間が増えました。(コットン面にチークがついていると中古品と勘違いされる恐れがあるため)

容器にも中蓋を取ってからご使用いただく旨のシールを張り付け、注意喚起を行っていますが、もし、わかりにくいとか面倒という意見が多ければ、さらなる改良を行いたいと思います。

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2014年1月22日 (水)

ブライトニングセラムの改良

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

今年の春ごろですが、ブライトニングセラムの改良品の発売を検討しています。

ブライトニングセラムには、浸透型ビタミンC誘導体を配合しておりますが、どうもこちらのビタミンC誘導体に刺激を感じられる方がおられるようですので、配合量を減らして、その分、αアルブチン2%と油溶性カンゾウエキスの配合を検討しています。

αアルブチンは、モイスチャーローションに配合しており、油溶性カンゾウエキスはアクアナノライズジェルに配合しています。

いずれも配合実績のある成分となります。

また、昨年冬出荷分よりカッパフィカスアルバレジエキスを配合しています。

海が綺麗なクリスマス島の海藻エキスで、チロシナーゼというメラニンを生合成する酵素の産生を減らします。

このエキスの特徴はビタミンC誘導体やアルブチンと相乗作用により、美白効果を高めることで、ブライトニングセラムには原料メーカー推奨量の2%を配合しています。

ブライトニングセラムにつきましてはビタミンC誘導体化粧品の弱点(メラニンの産生阻止)を補える成分での進化を検討して参ります。

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2014年1月15日 (水)

セラミドミルクにつきまして

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

セラミドエマルジョンをセラミドミルクとして、3月頃に新発売することが決定いたしました。

申し訳ございませんが、容器はナノエマルジョンと同じ容器となります。

当初、エアレスチューブを検討しておりましたが、問題が発生し、解決に時間がかかることが見込まれましたので、実績のある容器での販売となります。

セラミド1,2,3,6を配合して、合計4.6%濃度で、ヒト型セラミド商品では日本一の濃度になっていると思います。(セラミド2のみで4.5%)

高濃度ヒト型セラミド商品は、ヒフミドさんだけでしたが、ようやく弊社でも発売ができるようになりました。原料費の高さと乳化安定性の難しさからどこも商品化しなかったのではないかと思います。

40mlで3500円(予価)を検討しています。

なお、ヒト型セラミド2については合成セラミド2に比べて3倍のバリア力のあるタイプを採用しています。(成分表記は全く同じセラミド2であってもバリア効果が違う日本製を採用)

昨年9月の発売予定が大幅に遅れて申し訳ございませんでした。

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2013年12月15日 (日)

アイクリーム 1月発売決定!

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

アイクリームですが、来年1月末での販売目途がつきました。

2014年度限定ということで、レギュラー商品にするかどうかは皆様のご感想をいただきながら検討したいと思っています。

クマや涙袋ケアに効果的なペプチドと目尻のシワ対策に効くペプチドを合計4%配合しています。いずれも海外原料メーカーのものですが、推奨濃度をしっかり配合していますので、それなりに効果を発揮するものと思います。

また、クリーム自体はエマルジョンの粒子を大きくして、コクがあり、存在感のあるクリームに仕上げました。

アイクリームのため、塗っても塗らなくても一緒では困りますので、存在感がしっかりあるようなクリームにしています。

発売が1月20日に間に合えばよいのですが、原料のペプチドの輸入が少し遅れ気味で、このままいくと1月末となりそうです。

ほかにも発売できるかわかりませんが、マスカラにも挑戦しはじめています。

うまくいけば来年中に発売できるかもしれません。

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2013年8月25日 (日)

プロテオグリカン原液を発売します

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

今月末にプロテオグリカン原液を発売します。

プロテオグリカンは真皮に存在し、ヒアルロン酸の保湿力とEGFの効果を併せ持つ生体成分です。

10ml 1470円(税込)での販売予定です。

また、クリスタルパウダーやホワイトパウダーでのオプション選択時にプロテオグリカン原液1mlを選択できるようにする予定です。

使用方法は化粧水作成キットに1ml配合するだけです。(化粧水100mlに対して1ml)

プロテオグリカンは高等生物のみに存在することから軟骨からの抽出しかなく、
1グラムあたり3,000万円という高額な成分でした。
しかも、抽出には有害薬品を使用することがあり、残留薬品の懸念から化粧品には使いづらい成分でした。

弘前大学は水産資源の豊富な青森に位置し、無駄な廃棄をせず有効利用を進めるために鮭鼻軟骨より有害薬品を使わない新規抽出方法を確立し、化粧品や健康食品への応用への道を開きました。(鮭鼻軟骨は水産加工業では商品価値がなく廃棄する部分です)

トゥヴェールでは弘前大学の研究成果であるプロテオグリカン原液を水などで希釈せずそのまま小分けしております。

プロテオグリカン原液は、水、BG、プロテオグリカンというシンプルな構成で、BGを30%配合し、防腐を行っています。べたつきがあるため、美容液として使うというより、化粧水を使うときに数滴のプロテオグリカン原液を手のひらの上で化粧水と混ぜて使うか、化粧水作成ボトルに混ぜてご使用いただくことをお勧めします。

なお、プロテオグリカンというのは、木の枝のように1本のタンパク質にヒアルロン酸の親戚である保湿力の高い多糖類が何本も枝のように結合し、その先がEGFと似た分子構造を持っているため、ヒアルロン酸の保湿力とEGFの効果を併せ持っています。

複雑な構造のため、高等生物しか存在せず、バイオテクノロジーでの製造は難しく、軟骨からの抽出しか製造方法がありませんでした。

水産資源の豊富な青森に立地する弘前大学の研究により、鮭の有効活用を進めて、安全で効果のあるプロテオグリカンの製品化が可能となりました。

2013年8月18日 (日)

ミネラルサンスクリーンについて

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

ここでの報告がかなり遅れましたが、ミネラルサンスクリーンはマイナーリニューアルしています。

メタクリル酸メチルクロスポリマーという透明球状成分をポリ乳酸からできた球状成分に変更しました。

ポリ乳酸は、ヨーグルトでおなじみの乳酸を加熱して作った成分。

球状に加工していて、ちょうど真珠のようなミクロ球体です。この球体が面白いのは保湿効果があることで、しっとりした風合いにします。

ミネラルファンデーション用に作られたパウダーでおそらくトゥヴェールが初採用しています。

原料の乳酸は、トウモロコシもしくは芋を発酵して作るため、100%植物性パウダーとなっています。

メタクリル酸メチルクロスポリマーは、しわに入り込んで光を乱反射し、しわをぼかすという作用がありましたが、ポリ乳酸も同様の効果を100%植物成分で実現しています。しかもこのポリ乳酸に置き換えることで、乾燥が和らぐといった使用感の改善も図れました。

なお、ポリ乳酸は大きい球体のため、肌へ浸透することはありません。環境中に排出されたポリ乳酸は微生物の作用によって二酸化炭素と水へと分解されます。

秋冬用にとポリ乳酸を配合し乾燥対策を施したものでしたが、ミネラルサンスクリーンの在庫が切れたため、急遽秋冬モデルに切り替えての出荷となりました。

 

2013年8月12日 (月)

セラミドエマルジョン

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

セラミドエマルジョン、すぐに商品化できると思っていましたが、申し訳ございません。

予想以上に苦労しています。

高圧乳化で分散するものの、エマルジョン同士が再集合する力が強くて予想以上に乳化剤が必要になってきました。

エマルジョンの濃度が高く、お互いがすぐにぶつかってしまう状態なので、さてどうしたものかと悩んでおります。

乳液での商品化を目指しておりましたが、このままでいくと乳化剤の量が多くなることから、クリーム製剤も検討し始めました。粘度を出すことで、粒子同士の衝突を防ぎ、分離リスクを減らします。

秋には商品化と考えていましたが、少し先になりそうです。

また、スキンピーリングローションのピーリング力強化版は、9月10日前後の発売になりそうです。

容器の納入が8月にはむずかしそうで、本品の生産スケジュールも遅くなってしまい、申し訳ございません。

さて、ミネラルパウダリーファンデーションですが、現行タイプの改良を行っていると、しっとり保湿感のあるタイプができましたので、寒くなる季節にはちょうど良いと考え、発売を検討し始めました。

発売するとしたら11月中旬くらいでしょうか。保湿力を強化した秋冬タイプとなりそうです。価格・容量・色展開に変更はなく、ミネラルファンデーションは冬場乾燥するという意見を頂戴することもあり、保湿タイプを出しても良いのかなと検討しております。

 9月くらいに結論を出したいと考えています。