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2013年8月

2013年8月25日 (日)

プロテオグリカン原液を発売します

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

今月末にプロテオグリカン原液を発売します。

プロテオグリカンは真皮に存在し、ヒアルロン酸の保湿力とEGFの効果を併せ持つ生体成分です。

10ml 1470円(税込)での販売予定です。

また、クリスタルパウダーやホワイトパウダーでのオプション選択時にプロテオグリカン原液1mlを選択できるようにする予定です。

使用方法は化粧水作成キットに1ml配合するだけです。(化粧水100mlに対して1ml)

プロテオグリカンは高等生物のみに存在することから軟骨からの抽出しかなく、
1グラムあたり3,000万円という高額な成分でした。
しかも、抽出には有害薬品を使用することがあり、残留薬品の懸念から化粧品には使いづらい成分でした。

弘前大学は水産資源の豊富な青森に位置し、無駄な廃棄をせず有効利用を進めるために鮭鼻軟骨より有害薬品を使わない新規抽出方法を確立し、化粧品や健康食品への応用への道を開きました。(鮭鼻軟骨は水産加工業では商品価値がなく廃棄する部分です)

トゥヴェールでは弘前大学の研究成果であるプロテオグリカン原液を水などで希釈せずそのまま小分けしております。

プロテオグリカン原液は、水、BG、プロテオグリカンというシンプルな構成で、BGを30%配合し、防腐を行っています。べたつきがあるため、美容液として使うというより、化粧水を使うときに数滴のプロテオグリカン原液を手のひらの上で化粧水と混ぜて使うか、化粧水作成ボトルに混ぜてご使用いただくことをお勧めします。

なお、プロテオグリカンというのは、木の枝のように1本のタンパク質にヒアルロン酸の親戚である保湿力の高い多糖類が何本も枝のように結合し、その先がEGFと似た分子構造を持っているため、ヒアルロン酸の保湿力とEGFの効果を併せ持っています。

複雑な構造のため、高等生物しか存在せず、バイオテクノロジーでの製造は難しく、軟骨からの抽出しか製造方法がありませんでした。

水産資源の豊富な青森に立地する弘前大学の研究により、鮭の有効活用を進めて、安全で効果のあるプロテオグリカンの製品化が可能となりました。

2013年8月18日 (日)

ミネラルサンスクリーンについて

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

ここでの報告がかなり遅れましたが、ミネラルサンスクリーンはマイナーリニューアルしています。

メタクリル酸メチルクロスポリマーという透明球状成分をポリ乳酸からできた球状成分に変更しました。

ポリ乳酸は、ヨーグルトでおなじみの乳酸を加熱して作った成分。

球状に加工していて、ちょうど真珠のようなミクロ球体です。この球体が面白いのは保湿効果があることで、しっとりした風合いにします。

ミネラルファンデーション用に作られたパウダーでおそらくトゥヴェールが初採用しています。

原料の乳酸は、トウモロコシもしくは芋を発酵して作るため、100%植物性パウダーとなっています。

メタクリル酸メチルクロスポリマーは、しわに入り込んで光を乱反射し、しわをぼかすという作用がありましたが、ポリ乳酸も同様の効果を100%植物成分で実現しています。しかもこのポリ乳酸に置き換えることで、乾燥が和らぐといった使用感の改善も図れました。

なお、ポリ乳酸は大きい球体のため、肌へ浸透することはありません。環境中に排出されたポリ乳酸は微生物の作用によって二酸化炭素と水へと分解されます。

秋冬用にとポリ乳酸を配合し乾燥対策を施したものでしたが、ミネラルサンスクリーンの在庫が切れたため、急遽秋冬モデルに切り替えての出荷となりました。

 

2013年8月12日 (月)

セラミドエマルジョン

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

セラミドエマルジョン、すぐに商品化できると思っていましたが、申し訳ございません。

予想以上に苦労しています。

高圧乳化で分散するものの、エマルジョン同士が再集合する力が強くて予想以上に乳化剤が必要になってきました。

エマルジョンの濃度が高く、お互いがすぐにぶつかってしまう状態なので、さてどうしたものかと悩んでおります。

乳液での商品化を目指しておりましたが、このままでいくと乳化剤の量が多くなることから、クリーム製剤も検討し始めました。粘度を出すことで、粒子同士の衝突を防ぎ、分離リスクを減らします。

秋には商品化と考えていましたが、少し先になりそうです。

また、スキンピーリングローションのピーリング力強化版は、9月10日前後の発売になりそうです。

容器の納入が8月にはむずかしそうで、本品の生産スケジュールも遅くなってしまい、申し訳ございません。

さて、ミネラルパウダリーファンデーションですが、現行タイプの改良を行っていると、しっとり保湿感のあるタイプができましたので、寒くなる季節にはちょうど良いと考え、発売を検討し始めました。

発売するとしたら11月中旬くらいでしょうか。保湿力を強化した秋冬タイプとなりそうです。価格・容量・色展開に変更はなく、ミネラルファンデーションは冬場乾燥するという意見を頂戴することもあり、保湿タイプを出しても良いのかなと検討しております。

 9月くらいに結論を出したいと考えています。

2013年8月 7日 (水)

ミネラルパウダリーファンデーション [ベージュオークル] 使用レポートその3

みなさま、こんにちは!
商品テスト係のhanaです。


今月は7月1日に追加されましたミネラルパウダリーファンデーションの新色、ベージュオークルをレポートしています。

前回は、色味の調整によって想定外にアップした化粧もちについてお話させていただきましたが、今回はつけ心地や仕上がりについて。

もともと3色ご用意していたファンデをご使用いただいた方から、「もっと落ち着いた色を」というご要望を受けて誕生したのがベージュオークル。
他の3色よりもさらに明るさを抑えたので、健康的な肌色の方にもなじみやすく、より自然な仕上がりになりました。

それだけではありません。
色味が少し濃くなったおかげで、シミやくすみのカバー力もアップ。
赤みや黄みが気になる肌も、自然に見せてくれます。

さらにうれしいのが、時間がたっても肌色が濁らない!
多くのファンデは、粒子が皮脂を吸収しやすく、いったん吸収すると色素の見え方が変わってしまい、黒っぽくくすんだ色になりがちですよね?
濃い色を選べば、そのくすみは一層深刻。
でもこのベージュオークルは、時間がたってもくすまない・濁らない!
落ち着いた色ですが、夕方のくすみを心配せずに安心してお使いいただけます。

紫外線ダメージによって、1年の中で最も肌色トーンが落ちるこの時期、
うっかり日焼けしがちな首の色に合わせて、
ファンデの色をいつもよりトーンを落としたベージュオークルにチェンジしてみませんか?
一日中つけたての肌色で過ごせる快適さを体験してみてください。

2013年8月 4日 (日)

ミネラルパウダリーファンデーション [ベージュオークル] 使用レポートその2

みなさま、こんにちは!

商品テスト係のhanaです。

今月は、より落ち着いた色味のベージュオークルが追加されたミネラルパウダリーファンデーションをレポートしています。

多くの方のリクエストを受けて追加された新色[ベージュオークル]。
大きい声では言えませんが、今回のその新色は色味を調整しただけでした。
が、その調整によって、なんと使用感もアップしてしまったのです。

具体的にどう変わったかというと、一番違うのが化粧もち。
もともと、ミネラルファンデなのにフィット感が高いのがこのアイテムの特長でもあるのですが、
ベージュオークルは、それにも増してピタッと感がスゴい!
スーッと伸びてピタッと定着するから、いつまでも肌の上で浮いた感じが残りません。
そしてその状態が長く続いて、こんな高温多湿な季節でも楽々乗り切れるほど、化粧もちがいいんです。
そういうと、いかにもペタッと張り付くように聞こえるかもしれませんが、
つけ心地はいたって軽やか。

年中乾燥肌の私ですが、さすがにこの季節はベタつきに悩まされるし、T7ゾーンのテカリだって気になります。
普通のファンデをつけている日なら、小鼻のまわりはいつの間にかファンデが消えていて、そのせいかその部分を中心にテカテカ。
でもこれをつけている時は、夕方になってもちゃんと小鼻まわりにもファンデが残っているんです。
もちろん、汗や皮脂浮きを拭き取ったり、という時など、物理的に擦ってしまった時などは、その部分は取れてしまいますが、
そんな時、重ね塗りしてもヨレたりしないのもうれしいところ。

逆に、乾燥するのでは?と心配な方もおられるかもしれませんが、そんな心配も不要。
美容成分配合で、肌負担を感じさせない軽さ・優しさは健在です。