スキンピーリングローション その2
こんにちは、トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。
今回のスキンピーリングローションの低pH版の発売で、pH違いで2種類のスキンピーリングローションが販売されることになります。
現行の一般から軽いニキビの方向けのスキンピーリングローション。
そして、8月末くらいに発売予定のものはニキビの多い方向けスキンピーリングローション。
低pH版については、試験販売で反応を見ながら継続するかどうかを判断していきます。
ところで、どうして低pHが良いのかというと、主にピーリング力の強化となります。
角質細胞はお互いをデスモゾームというタンパク質でつないでおり、このデスモゾームをうまく溶かせないと、角質がはがれにくくなり、それがニキビの場合、毛穴の出口が塞がれ、角栓ができやすくなります。
肌の状態が良いと、デスモゾームを溶かす酵素がうまく働き、何の問題も生じません。
ただ、調子が悪くなると、酵素が働きにくくなり、角質同士がくっつきはがれにくくなります。
ニキビの方でなくても冬場肌が乾燥して白い粉が吹いたようになりますが、まさにデスモゾームの分解に失敗して、大きな塊となった角質が見えている状態です。
このデスモゾームは酸に溶解しやすいため、低pHのピーリング剤が有効に働き、角栓をできにくくします。ただ、pHが低いということは、それだけ刺激もありますので、多少肌荒れしてもニキビが減った方がメリットのある、ニキビが多い方向けの商品となります。
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