商品改良・開発 Feed

2013年1月 9日 (水)

ミネラルサンスクリーン

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

日焼け止めの表示が今年変わります。

紫外線A波の害が老化に影響していることは昔から指摘されていましたが、

そのA波への防御力をアップすべく、PA+++までだったのが、PA++++(ピーエーフォープラス)までの表示が認められるようになりました。

トゥヴェールでは、ファンデーションや日焼け止めで紫外線のUVAをカットできるアイテムはありますが、PA++++に対応できるものはまだありません。

ノンケミカルタイプでPA++++に対応するには、酸化亜鉛の増量配合しかなく、ファンデーションでは使用感や仕上がりの点から難しく、乳液タイプでも使用感が難しいのではないかと考えています。(ざらざらする感触の酸化亜鉛を高配合する必要があるため)

最近では色々な日焼け止めの素材がありまして、たとえば液状の紫外線吸収剤をプラスチックの球に閉じ込めたものもあります。直接肌に紫外線吸収剤は触れることもなく、肌への浸透もないのが売りですが、問題は肌の上で厚みがでないこと。

どれだけ紫外線吸収剤や紫外線錯乱剤を肌の上に厚みを持たせられるかが、紫外線防止力のキーとなるため、カプセルタイプでは、コンセプトが良くても高い紫外線防止効果を望むのは難しくなります。

そのため、高いUVA防御力を確保するとなると、酸化亜鉛という紫外線錯乱剤に頼る必要があります。

ミネラルサンスクリーンは粉末タイプですので、唯一PA++++にも対応することができ、うまくいくかどうかは別にして、検討を開始しました。

できればこの改良の中でミネラルサンスクリーンの弱点もある程度、克服できればと考えています。

2012年12月23日 (日)

最近の開発状況

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

アイクリームをどうにか出せないか検討を夏から行っていました。

色々なものを試しましたが、しばし断念することにしました。

最大の要因は「存在感」。試作品では化粧水→美容液→乳液→クリーム→アイクリームと塗り重ねを行い、5時間程度経過したときの肌の状態を確認すると、あまり存在感がありません。

アイクリームを塗っているのだけど、存在感が少なく、なくても差支えないような感じでした。

いつまでもしっとりするようなアイクリームをめざしていましたが、べたつかず、うるおい続けるというのは難しく、塗り心地と効果の両立には、まだまだ時間が必要との結論に達しました。

「一晩でしわが浅くなって、使い続けるのが楽しくなるようなクリーム」ができたらよいのだけど、まだまだですね。

目元ケアにつきましては、今のところフェイスクリームの重ね塗りである程度対応していただけるものと思われます。

また、クリスタルセラムですが、酵母エキスは、いい感じに仕事をしてくれるものと思って、様々な配合を試していましたが、時間経過とともに効果が急激に落ちることが判明しましたので、別のエキスを検討し始めました。

各成分同士の「相性」もあり、こちらもなかなか配合が決まっていません。

ただ、2月までにはある程度の方向性を決めたいと考えています。

2012年11月21日 (水)

クリアソープの色ですが・・!

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

申し訳ございません。クリアソープの色がカタログ写真と変わっています。
商品カタログはマリンブルー。

ですが、実際の商品は石鹸をしっかり熟成したせいか、色が深い青色になりました。
天然色素と熟成によって色が変わることもございますが、

ここまで変わってしまうとは思いませんでした。
天然植物エキスは産地、収穫時期によって色が変わるため、

試作品で撮影したカタログ写真とは違うものになりましたこと、お詫び申し上げます。

ただ、たっぷりと「濃いエキス」を配合し、

しっとり弾むような泡に仕上がっていますので、どうぞご利用ください!

P1000368

ところで、ミネラルパウダリーファンデーションですが、

凄い勢いでご注文をいただいています。

12月10日までの1000円オフキャンペーンを行う予定ですが、

それより前倒しで、キャンペーンを終了する可能性も出てきました。

もし、気になるということでしたら早めにご注文をお願いします。

※色が合わなかった場合は、1回に限り色交換はOKです。

2012年10月28日 (日)

クリスタルセラムの改良について

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

クリスタルセラムの改良ですが、粘度を出すためにはヒアルロン酸だけだと難しく、キサンタンガム等を併用する必要があり、そうなると使用感が悪くなるため、粘度の改良は保留となりました。

ただ、現在凍結乾燥工程を含む製造工程で、工程時間が多くかかっていますので、工程改善を行い、供給の安定化を行うために何かしらの配合処方の見直しは必要であると考えています。

クリスタルセラムはアンチエイジング効果を求める方がユーザーの主流となっていますので、エイジングケアの強化を目的として、エキス類や新規成分の探索を行っています。

エキスは植物から乳酸菌や酵母類など幅広くありますが、酵母エキスを主体に相乗効果がありそうなものを探索しています。

酵母といってもビール酵母からパン酵母など様々なものがありますが、肌のハリ感を重視して探索を進めています。最近のエキスではプラセンタが人気ですが、日本ではSK-2という酵母エキスがメインの化粧品も少なくないですし、酵母エキスもそれなりに地位を築きあげているものと思われます。

また、最近は大学が美容成分の研究を行っていて、そういった新規成分でも有望なものがあれば取り入れていくことも検討しています。

色々な美容成分を日本のみならず世界から集めて、社員総出で肌実感できるかどうかモニターテストを行っている最中です。

ある程度、良いものができたら、順次ご報告申し上げます。

2012年10月17日 (水)

ミネラルパウダリーファンデーション リニューアル

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

ミネラルパウダリーファンデーションのケースは白いロゴとなりました。

071

パフとレフィルの大きさは基本的には変わりません。

そのため、現行のミネラルパウダリーファンデーションと同じ2WAYパフを搭載しています。

083

現行品に比べて、化粧持ち、仕上がりを改善しました。

ただ、改良はこれで終わりではなく、いただいたご意見を参考にさらなる改良を施していく予定です。

049

ルースタイプに比べて、お出かけ先でも「さっと直せる」ことが特徴のミネラルパウダリーファンデーション。11月中旬発売予定。12g入り 3,180円

発売数週間ほど、特別価格のキャンペーンを行う予定です。

こちらも詳細が決まり次第、ご報告申し上げます。

2012年9月30日 (日)

ミネラルパウダリーファンデーション

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

ミネラルパウダリーファンデーションを11月中旬に再販売することになりました。

現行のミネラルパウダリーファンデーションより化粧持ちを改善しました。

12gで3,180円(予価、コンパクトケース、パフ付)となります。

オークル、ライトオークル、ライトナチュラルの3色展開。

レフィルはございません。

ケースは変更となります。

現行品は4パーツで構成されていたものですが、3パーツに簡素化し、

コストダウンすることができました。せっかくなので、還元したいと思い、

現行品より容量を約10%アップし、価格を約10%下げました。

現行品と比較すると約2割安く仕上げ、お得感がある製品にしました。

また、色々とお客様や原料メーカーさんにもこちらの都合ばかり申しまして、

お詫びをしないといけないと思っています。

発売後数週間は、値段を下げて販売する予定です。

来年までかかると思っていましたが、詩作を繰り返し行うことで、ある程度良いものができたと考えています。

一旦、販売して、お客様の反応を見ながら次の改良を考えていく予定です。

開発中のコンパクトケースです。(ロゴを白にするか、黒にするか決めていません。)

P1000300

P1000303

2012年9月 7日 (金)

ミネラルサンスクリーンについて

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

現在、ミネラル系のUV日焼け止めを開発中です。

シルクパウダーやフィニッシングパウダーではUV効果が無いため日焼け止めパウダーを要望されていました。

ただ、単なるUV防御だけではなく、”仕上げのお粉”としても使える化粧持ち向上を目的として色々なタイプを作りましたが、最近ある程度完成しました。

SPFは40~50程度です。ノンナノタイプの酸化チタンを高配合しました。

そのため一般的なミネラルファンデーションより酸化チタンの配合量は多くなります。

(UVを防御する酸化チタンの配合量を高めることで、高SPFを実現しました。)

ただ、単に酸化チタンの配合量を高くすると皮脂を吸い過ぎて肌が乾燥してしまうので、酸化チタンのコーティング剤に工夫を凝らし、乾燥が和らぐように致しました。

化粧持ち効果も上々です。

なお、発売する場合は肌色に合わせた一色の予定です。

P1000292

パウダーケースは、パフタイプにするかぽんぽん容器(現行のぽんぽんチークより大きなタイプ)にするか検討しています。

P1000295

P1000294

パフもぽんぽん容器も一長一短あって、容器を決めるにはまだ時間が掛かりそうです。

なお、ミネラルサンスクリーンのモニター募集は終了致しました。

ご多数のご応募ありがとうございました。

2012年8月25日 (土)

クリアソープ

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

クリスタルセラムは申し訳ございませんでした。

発売後1ヶ月で完売になってしまったこと、深くお詫び申し上げます。

現在、生産スケジュールを調整して、できるだけ速やかにお届けできるよう努めております。

ようやく、石鹸の香りが決定しました。

当初はローズの精油を検討していましたが、途中でライムにそしてラベンダー、またライムに落ち着きました。

ラベンダーやライムは産地によって香調が変わります。

オーストラリア産、ブルガリア産、ハンガリー産、日本産など、産地も色々そして、精油だけにするのか、芳香蒸留水も配合するかどうかでも香りは変わります。

困るのは、精油そのものの香りがそのまま石鹸に反映されるわけではないということ。

人工香料ならありえないのですが、天然精油の場合は、石鹸に精油を練りこんで、熟成させると香調も変化するため、石鹸を試作しては、じっくり熟成させてからの判断となります。

そのため、今回は香りを決定するのに、精油の選定⇒石鹸の試作⇒熟成後確認⇒精油の選定⇒石鹸の試作⇒熟成後確認というループを繰り返して、予想以上に時間がかかってしまいました。

なんとか11月中での販売を目指したいと思います。

ちなみに石鹸の色は青色に決定しています。

172

2012年8月22日 (水)

商品一覧ができました

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

要望が多かったライン一覧表のカタログの配布を始めました。

1

お悩み別での商品ラインもまとめました。

商品が多くなりすぎてわかりにくいというお叱りの声も寄せられるようになりましたので、わかりやすくチャート表にしてみました。

ご希望の方はメールをいただきましたら、郵送いたします。

WEB上でもライン一覧表をつくっていますので、こちらもご参考にしてください。

http://www.tvert.jp/line.html

また、現在、クリスタルパウダー(旧プレミアムホワイトパウダー)やホワイトパウダー、ヒアルロン酸などを使った手作り化粧水ガイドパンフも制作中です。

9月中には仕上がる予定ですが、できるだけ早く上がるように制作スピードを上げています。

こちらは初心者の方向けのガイドになる予定です。

2012年8月19日 (日)

クリスタルセラムの改良 その2

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

クリスタルセラムの売れ行きと在庫にやきもきしている毎日です。

早期のご注文受付を行いたいところですが、通常販売の再開は10月初旬頃となります。(定期購入でのお申込分につきましては、在庫を確保しております。)

※申し訳ござませんが、8/23をもちまして、通常販売および定期便の新規お申し込みを停止いたしました。

ちなみにクリスタルセラムの製造は医薬品の製造設備と共用で行っています。

普通の化粧品製造と違って、特殊な設備(凍結乾燥)を医薬品製造メーカーや化粧品メーカーが凍結乾燥設備をシェアして、予定がびっしりと詰っている中でなんとか製造を入れてもらっている状況です。

凍結乾燥したAPPSは、通販でもちらほらあるのですが、大手メーカーも高額購入者向けに凍結乾燥APPS美容液を展開しています。

百貨店でしかあえて販売しないというスタンスで、トゥヴェールの商品に比べるとかなりずいぶん高額の商品ですが、効果では負けないつもりでクリスタルセラムを作っています。

世間ではだいぶAPPSの化粧水や美容液が増えてきましたが、最上位の再結晶型APPSを採用しているのは、基本的に高額商品のみとなっており、クリスタルセラムはまだまだ伸びていくのではないかと考えています。

P1000250

(さまざまな配合を試している開発中のクリスタルセラムの試作品です。凍結乾燥後の固形分の容量や密度、溶解性などを確認しています)

また、クリスタルセラムの処方変更につきましては、ご意見を多数いただきましてありがとうございます。

頂いた意見を参考にさせていただきながら、改善を進めて参ります。

大きくは変わりませんので、その点だけはご安心頂ければと思います。