商品改良・開発 Feed

2012年8月15日 (水)

クリスタルセラムの改良 その1

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

クリスタルセラムは発売してもうすぐ1ヶ月になりますが、爆発的に売れています・・。

申し訳ないのですが、来週中に通常購入については一旦販売停止にする予定です。

8月中は定期購入のみご注文を受け付ける予定ですが、9月早々にはこちらの受付も停止しなければならないところまで追い込まれてきました。

(10月初旬に通常販売は再開になる予定です)

クリスタルセラムは、初めての凍結乾燥タイプですので、頂戴したご意見を参考に今後の改良点について検討しています。

色々ご意見をいただきましたが、トロミが欲しいというものや、しっとり感が強いというご意見が中心です。

このため、しっとり感を抑えてトロミを出せないか検討しはじめました。

(製品のリニューアル自体はまだ先で来年です。)

しっとり感につきましては、それほど難しくないのですが、トロミにつきましてはちょっと頭が痛いと考えています。

それはトロミ成分というのは、溶解時にダマになる可能性が高く、溶解性を落とすからです。

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こちらは開発中の1剤です。

ここにAPPSやナノパウダーを入れて固形化しています。

2剤を注ぐと数十秒以内に液体に変わり、溶け残りはほとんどありません。

20mlの瓶のうち約1/3の容量をこの固体が占めているため、すぐに溶解しないと2剤の美容液を注いでる途中で容器から溢れてしまいます。

コラーゲンなど動物性原料を使えば粘度が出やすくなるのですが、それはちょっと使えませんので、溶解は素早く、適度な粘度がでるものが、他に何かないか検討しているところです。

2012年8月12日 (日)

ミネラルパウダリーファンデーションの改良

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

ミネラルパウダリーファンデーションの開発ですが、今のところ少しずつ進んでいます。

2週間に一回ぐらいのペースで試作と実地テストを繰り返しています。

とりあえず、自分を追い込む形で、開発予定リストに並べましたが・・。

今のところ、ファンデーションを塗った際に起きる毛穴落ちの改良と塗りなおしのムラ付き改良に苦心を重ねています。

延びやつきは良くて、化粧を塗りなおさないと案外と良い感じに仕上がるところまでは行きましたが、つけてから時間が経つ、つまりファンデーションと皮脂が混ざった状態で、ファンデーションを重ねるとムラにつくようになって、この改良について検討を行っているところです。

連日ミネラルパウダリーファンデーションの販売終了に関するお問合せを頂いているだけに何とか再販売を行いたいところなのですが、未だ道半ばというところです。

シリコン使えば簡単に解決するのが、原料を一つ抜くだけで、大変な苦労をしています。

ところで、9月にエッセンスリキッドファンデーションをリニューアルする予定だったのですが、こちらは中止となりました。

何種類か試作を行いテストしていましたが、現行品の方が無難ということで、リニューアルを中止しました。期待されていた方には申し訳ございません。

また、パウダータイプのミネラルUVパウダーを発売するかもしれません。

ミネラルパウダリーファンデーションの化粧持ち改善のためにとりあえず作ってみましたが、案外と社内の評判が良いのでもしかしたら売れるかもと思い始めました(笑)

SPFなどはまだ測定していないので、こちらの詳細についてはなんともいえません。

2012年7月22日 (日)

化粧水作成ボトル リニューアル

こんにちは、トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。

化粧水作成ボトルがもうすぐリニューアル致します。

目盛の引きなおしなど、時間がかかりましたが、ようやく完成しました。

なお、今回から10mlまでの線はなくなりました。

その代わり、10mlを計量できるミニカップが付属しています。

どうぞご活用下さい。

25日前後にリニューアルを予定しています。

ところ、中身がよく見えるようになりましたので、リペアエッセンスやプレミアムホワイトパウダーで化粧水を作ると、ボトルが振ったときに発泡しているのがよくわかります。

基本的に泡立っても特に効果が落ちることはありませんので、ご安心下さい。

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2012年7月18日 (水)

エッセンスセレクトゲルのチューブタイプ

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

エッセンスセレクトゲルですが、ジャータイプよりチューブタイプの方が多く売れるようになりました。チューブタイプからジャータイプへ戻る方もおられますが、チューブの方が使いやすいという意見を多く頂戴しています。

ちなみに、ジャータイプはスパチュラを付属していますが、指をジャー容器へ入れて取っていただいても防腐上の問題はございません。)

このような状況を鑑みまして、エッセンスセレクトゲルはこんごチューブタイプをメインに販売してく予定です。秋ごろまで様子をみて、ジャータイプの販売継続を判断して参ります。ジャータイプの販売量が低く推移するようでしたら、チューブタイプへ一本化する予定です。

ところで、新作カタログが仕上がってきました。ようやく印刷にかかったところです。

いままでの中身を継承しながら、写真を替えてみました。

8月から配布できる予定です。

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2012年6月24日 (日)

石鹸の開発を行っています

トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。

現在、フルーツ酸配合の石鹸の開発を行っています。

試作品が出来上がってきたので、お見せします。

石鹸の色は青色で、フレッシュなライム(精油)の香りで検討しています。

古い角質を剥がしやすくして、くすみ抜けが早くなるようフルーツ酸を配合しています。

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泡立ちもよく、泡立てネットを使えば、500円玉も置けるようなしっかりとした泡立ちになります。

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ちなみに販売は10月頃です。

透明石鹸のため、木枠に石鹸を流し込んで、じっくり熟成させます。

夏場のため、熟成が早くなるのですが、それでも製造に2~3ヶ月かかるようです。

じっくり熟成させて、透明度の高い石鹸を目指します。

2012年6月 3日 (日)

薬用ホワイトニングローションαを新発売します

こんにちは、トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。

薬用ホワイトニングローションαは6月13日より新発売します。

定期便は7月末まで、初回のみ2,400円(送料無料、2回目以降2,980円)で販売致します。

薬用ホワイトニングローションとの違いは、「α」はしっとり感を強め、ローズの香りを少しアップ致しました。

ぜひ、お試し下さい。

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2012年5月20日 (日)

表皮ケアと真皮ケア その4

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

先日、ブログ内容が難しいという社内からのクレームがありました。

申し訳ないです。図を描けばよいのですが、その才能は持ち合わせていない為、もう少しわかりやすく書きたいと思います。

真皮のコラーゲン繊維が老化で少なくなると書きました。

真皮と聞くといまいちピンとこないかもしれません。しかし、私たちの身の回りには真皮で作った製品で満ち溢れています。

牛革の靴やハンドバック、財布、ジャンパーやコートなど。

革製品は、動物の皮を剥いで作ります。皮膚は表皮と真皮から成り立っていますが、剥いだ皮を石灰のアルカリで表皮を溶かして、その後真皮のみを取り出します。

このときの真皮はコラーゲン繊維の塊です。そのままだとコラーゲン繊維は腐りやすいため、クロムやアルミなどの金属の溶液に溶かすと、柔らかく、強靭で燃えにくく、腐りにくいコラーゲン繊維へと変化させます。

革靴や皮革製品の断面をみていただきますと、細かい繊維が見えますが、それこそがコラーゲン繊維となります。

真皮は表皮と違って、細胞が密に並んではいません。この繊維の間にまばらに繊維芽細胞が生息しています。同じところに一生いるのではなく、移動してコラーゲン繊維の修復や新たな繊維を作っています。

若い頃は繊維芽細胞はたくさんいますが、老化するにつれて細胞自体の数も減り、さらに細胞の元気もなくなってきます。

老化が進行すると、コラーゲン繊維を作るより、分解する酵素の働きが強くなります。そうなると、真皮の厚みが減少し、外部からの力を弾き返す弾力もなくなり、シワが出現しやすくなります。

2012年5月16日 (水)

表皮ケアと真皮ケア その3

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

老化を導く活性酸素については、体の内側の要因と紫外線やタバコなどの外的な要因の二つに大きく分かれます。

避けられない活性酸素というのは、体の内側から発生するもので、ブドウ糖からエネルギーを取り出すときに発生します。人間は食物を燃焼させて、エネルギー源としていますが、呼吸で取り込んだ酸素の数パーセントが活性酸素に変化するとされています。

もちろん発生した活性酸素を取り除く成分は細胞内にあるので、発生した活性酸素のほとんどは処理されてしまいます。また、酸素を大量に消費する運動選手などは、体の仕組みとして、活性酸素を処理する酵素をたくさん持つようになり、体も増える活性酸素に対応するように適応していきます。

しかし、体の内側から発生する活性酸素を100%消去することはできず、徐々にダメージが蓄積し、徐々に老化を促進させます。この内側からの活性酸素放出を抑えるには、活性酸素の発生源となる食事を制限するしかありません。

とは申しましても体を維持するするにはある程度のカロリーが必要なため、要するに食べ過ぎないことが重要となります。

有名な実験で、ねずみの寿命を左右する要因に「何が一番関与するか」というものがありましたが、その結果はカロリーを制限して、餌を食べ過ぎないことが一番でした。

糖分やでんぷんなどの炭水化物を多く含む食物を多く食べ過ぎると、血中の糖濃度が高まり、糖尿病になりやすくなります。

美味しいものほど、(体形維持や成人病を含めて)体に負担が大きいというのは、厳しい現実で、適切な食生活を営む努力をしなければ、美しさは維持できません。

2012年5月13日 (日)

表皮ケアと真皮ケア その2

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

真皮ケアが必要になるのは、コラーゲンの合成と分解のバランスが崩れ始める30代から。

コラーゲンは肌のハリを支える重要な成分ですが、主に減る要因というのは、加齢以外には紫外線、質の劣化は活性酸素や糖分が影響します。

紫外線は肌の上層部のコラーゲンの分解を促進させ、糖分は満遍なくコラーゲンを老化させていきます。糖分による老化は糖化ともいい、肌だけでなく、血管の老化など、体全体に影響を及ぼします。

一方、紫外線の影響は主に皮膚表面です。紫外線に当たると、コラーゲンの分解を促進させる酵素の働きを強めます。もし、コラーゲンの合成が同様に促進されるのでしたら、肌の生まれ変わりが促進されるのですが、実際は、コラーゲンの分解の方が多くなり、新しいコラーゲンは作られつつありますが、減っていく量が多いため、全体的なコラーゲン量は少なくなります。

コラーゲン繊維の密度が減ると今までは上から押さえられても弾き返していたのが、だんだん弾き返す力が弱くなります。

量の変化と共に起こるのが質の変化。コラーゲンが老化すると必要以上にお互い結びつき、弾力性が無くなります。コラーゲン同士の結びつきが強くなると、酵素での分解は困難となり、コラーゲンの入れ替えができなくなります。

新品のふわふわのクッションが長年使っていると弾力がなくなるのと同じ状態でしょうか。コラーゲンの質の変化は、活性酸素や糖分以外にもいくつかの物質が関与していますが、主には活性酸素と糖分が大きく影響します。

そのため、血中の糖分濃度が高い、糖尿病では早く老化が進んでいきます。

2012年5月 9日 (水)

表皮ケアと真皮ケア

こんには、商品開発係りの平野でございます。

6月発売予定の薬用ホワイトニングローションαと7月発売予定のクリスタルセラムの違いは、主にケアする部分の違いとなります。

薬用ホワイトニングローションαは、従来からあるビタミンC誘導体の浸透性を高めて表皮の奥底から真皮の上層部までをケアすることを目的としています。

シミ対策、ニキビ対策がメインで、国から効能を取得していますが、主には40代前半くらいまでの肌トラブルに対応したものです。

若い肌トラブルは、真皮奥底に問題があるというより、シミやニキビの原因は角質層やその下の表皮にある場合が多く、表皮奥底を集中ケアする化粧品が老化防止に役立つと考えています。

そこで開発したのが、薬用ホワイトニングローション及び薬用ホワイトニングローションαです。浸透性が高く表皮の奥底まで浸透し、過剰なメラニンの合成阻止や基底膜のケアなどを行います。

シミ以外にも若い肌で発生するしわは、乾燥によるものが多く、コラーゲンの大幅減少や筋肉の硬化による老人性のシワとは基本的に原因が違います。

そして、年齢によってトラブルが発生する部分の深さが違うため、そのトラブルが生じる部分へちょうど良い感じに浸透してケアする必要があります。