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2012年5月13日 (日)

表皮ケアと真皮ケア その2

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

真皮ケアが必要になるのは、コラーゲンの合成と分解のバランスが崩れ始める30代から。

コラーゲンは肌のハリを支える重要な成分ですが、主に減る要因というのは、加齢以外には紫外線、質の劣化は活性酸素や糖分が影響します。

紫外線は肌の上層部のコラーゲンの分解を促進させ、糖分は満遍なくコラーゲンを老化させていきます。糖分による老化は糖化ともいい、肌だけでなく、血管の老化など、体全体に影響を及ぼします。

一方、紫外線の影響は主に皮膚表面です。紫外線に当たると、コラーゲンの分解を促進させる酵素の働きを強めます。もし、コラーゲンの合成が同様に促進されるのでしたら、肌の生まれ変わりが促進されるのですが、実際は、コラーゲンの分解の方が多くなり、新しいコラーゲンは作られつつありますが、減っていく量が多いため、全体的なコラーゲン量は少なくなります。

コラーゲン繊維の密度が減ると今までは上から押さえられても弾き返していたのが、だんだん弾き返す力が弱くなります。

量の変化と共に起こるのが質の変化。コラーゲンが老化すると必要以上にお互い結びつき、弾力性が無くなります。コラーゲン同士の結びつきが強くなると、酵素での分解は困難となり、コラーゲンの入れ替えができなくなります。

新品のふわふわのクッションが長年使っていると弾力がなくなるのと同じ状態でしょうか。コラーゲンの質の変化は、活性酸素や糖分以外にもいくつかの物質が関与していますが、主には活性酸素と糖分が大きく影響します。

そのため、血中の糖分濃度が高い、糖尿病では早く老化が進んでいきます。

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