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2012年10月

2012年10月31日 (水)

まだ、先の話ですが

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

現在、各商品に配合しているEGFですが、医薬品に該当するとの判断が厚生労働省より下される見込みとなっています。

厚生労働省のHP上でパブリックコメントという形で業界の意見を集めていますが、医薬品に相当するとの判断は不可避のようで、おそらく来年に判断が下され、再来年までの流通しか認められなくなりそうです。

医薬品と判断されても1年は流通ができるため、すぐ販売停止になるわけでございませんが、だいたい成分の開発に取り組み始めました。

厚生労働省がこのような判断を下したのは、EGFを推奨する特定業者から作られた某団体が、健康食品への利用を画策して、厚生労働省に問い合わせたところ、健康食品どころか化粧品にも使えないとの流れになってしまったようです。(噂です)

お上に聞いたばっかりにそれまで使用できた成分が突然ダメになるというのは、これまでも繰り返されてきました。今回もまたそのパターンです。

効果があると認められたばかりに化粧品には使えないというのは、不本意ですが、ダメとなる以上、EGFの代替原料についても検討を開始しています。

有力な候補はEGFと同じ働きをするペプチドですが、ほかに良いものがないか探索を行っています。

2012年10月28日 (日)

クリスタルセラムの改良について

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

クリスタルセラムの改良ですが、粘度を出すためにはヒアルロン酸だけだと難しく、キサンタンガム等を併用する必要があり、そうなると使用感が悪くなるため、粘度の改良は保留となりました。

ただ、現在凍結乾燥工程を含む製造工程で、工程時間が多くかかっていますので、工程改善を行い、供給の安定化を行うために何かしらの配合処方の見直しは必要であると考えています。

クリスタルセラムはアンチエイジング効果を求める方がユーザーの主流となっていますので、エイジングケアの強化を目的として、エキス類や新規成分の探索を行っています。

エキスは植物から乳酸菌や酵母類など幅広くありますが、酵母エキスを主体に相乗効果がありそうなものを探索しています。

酵母といってもビール酵母からパン酵母など様々なものがありますが、肌のハリ感を重視して探索を進めています。最近のエキスではプラセンタが人気ですが、日本ではSK-2という酵母エキスがメインの化粧品も少なくないですし、酵母エキスもそれなりに地位を築きあげているものと思われます。

また、最近は大学が美容成分の研究を行っていて、そういった新規成分でも有望なものがあれば取り入れていくことも検討しています。

色々な美容成分を日本のみならず世界から集めて、社員総出で肌実感できるかどうかモニターテストを行っている最中です。

ある程度、良いものができたら、順次ご報告申し上げます。

2012年10月24日 (水)

ピュアビタミンC化粧品

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

ビタミンC系化粧品には、大きく分けでピュアビタミンCとビタミンC誘導体の2種類が存在します。

ピュアビタミンC化粧品は海外製のものが多く、ビタミンC誘導体化粧品は、日本製がメイン。

最近はピュアビタミンC化粧品が皮膚科などでも販売されるようになりましたが、色々問題点があります。

たとえば、ピュアビタミンCは酸化しやすく、酸化を防ぐために溶剤に溶かした状態で販売されます。水に溶かせば酸化するため、それなら溶剤に溶かしてしまえという考え方で、水に溶ける溶剤に溶かしたものが一般的です。

グリコール系という水になじむ官能基を持つ溶剤などを使用します。こうすることで、ビタミンCの活性を保ちます。

活性を保つと書けばよい感じですが、抗酸化剤の効果を激減させ、製品中のビタミンCを安定化します。

ここで一つ問題なのが、本来還元剤の働きをするビタミンCの活性を極端に落とす溶剤を使用するため、肌への負担が少なからずあるということです。

抗酸化剤の活性を激減させる溶剤を肌に塗るわけですから、肌の中に溶剤が浸透すると肌本来の持つ抗酸化力を落としてしまうことも。

また、ピュアビタミンC化粧品は、製品中および肌に塗った後も酸化が進むために高濃度に配合する必要があり、25%も配合したものも珍しくありません。

最大の問題は、ピュアビタミンC化粧品は、高価にもかかわらず、効果が保証されていない点です。たとえば学会発表などは行われても、厚生労働省はピュアビタミンC化粧品のほとんどのものについてシミへの効果を認めていません。

要するに一般人に宣伝はできても、化粧品の成分に詳しい厚生労働省を納得させるデータがなく、これが一番の問題だとだと思います。いくら学会で発表しても、学会発表の審査は甘いため、そんなデータでは厚生労働省を説得するには至りません。

2012年10月21日 (日)

クリスタルセラムの通常販売は一時停止になりました

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

クリスタルセラムは在庫切れのため、通常販売と定期便新規受付は停止いたしました。

ご注文いただいている定期便につきましては発送いたします。

需要の予測が甘く、何度も在庫切れになりまして、申し訳ございません。

11月6日ごろにご注文の受付を再開いたします。

また、プレミアム3Dマスクシートにつきましては、販売終了となりました。

代替品が見つかれば、再販売したいところですが、現在のところ見つかっておりません。

トゥヴェールならではの「こだわりの素材」を追及したい考えています。

ミネラルパウダリーファンデーションのリニューアル品再販売時期はまだ決まっていませんが、日焼け止め効果の測定結果が判明しました。

SPF30 PA++となります。現行品より少し日焼け止め効果が上がっています。

ミネラルサンスクリーンは、SPF50、PA+++となります。

ぽんぽん容器とパフ付容器のどちらも一長一短があり、迷いましたが、パフ容器となります。

こちらが容器の写真です。発売時期は12月頃を予定しています。

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2012年10月17日 (水)

ミネラルパウダリーファンデーション リニューアル

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

ミネラルパウダリーファンデーションのケースは白いロゴとなりました。

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パフとレフィルの大きさは基本的には変わりません。

そのため、現行のミネラルパウダリーファンデーションと同じ2WAYパフを搭載しています。

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現行品に比べて、化粧持ち、仕上がりを改善しました。

ただ、改良はこれで終わりではなく、いただいたご意見を参考にさらなる改良を施していく予定です。

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ルースタイプに比べて、お出かけ先でも「さっと直せる」ことが特徴のミネラルパウダリーファンデーション。11月中旬発売予定。12g入り 3,180円

発売数週間ほど、特別価格のキャンペーンを行う予定です。

こちらも詳細が決まり次第、ご報告申し上げます。

2012年10月14日 (日)

『ホワイトパウダー』 使用レポート その3

こんにちは! 商品テスト係のhanaです。

安定性が高く、肌の中でしっかり働くビタミンC誘導体100%のホワイトパウダー。
せっかく新鮮な状態で使えるのだから、たっぷり肌に浸透させたい!
となると、やっぱり最適なのはシートマスクですよね。
シミの色が少し濃くなったり、くすみがちな肌の夏ダメージを一掃するために、集中ケアしてみました。

パウチに書いてある通りに、水20mlにホワイトパウダー1g(1パウチ分)。しっかり溶かせば、ビタミンC誘導体5%の化粧水の完成です。
それをたっぷりシートマスクに含ませたら、浮いているところがないよう念入りにぴったりと顔に貼り付け、しばし休息。
本当は5~10分ということですが、欲張りな私は、
できる限り時間を置きたいので、少し乾いてきたところを見つけては、残った化粧水をその部分に足しながらじっくり放置してしまいます。

そうしてシートを取ると・・・肌が抜けるように白い!
といっても、もちろんこれは一時的なことで、次第にいつもの肌色へと戻っていくのですが、
それにしても回数を重ねるごとに、くすみが抜けていく感じは確か。
そして、一回ごとに、ポツンポツンとなぜか左右対称にできていたフェイスラインのニキビの赤みが、両方一緒にトーンダウンしていくんです。
これぞビタミンCパワー!
まだまだ続ければ、きっとシミにも毛穴にも効くはず、と実感します。

これだけでは保湿力が足りないので、マスクの後はいつも通りのお手入れが必要ですが、
いつもの美白に、ホワイトパウダーのシートマスクを使った集中トリートメントをプラスすれば、結果は早く見えてきそう。

安全性からもリーズナブルさから考えても、毎日使えるから、
「この肌なんとかしたい!」という時の集中ケアに、頼れる逸品です。

2012年10月10日 (水)

『ホワイトパウダー』 使用レポート その2

こんにちは! 商品テスト係のhanaです。

ピュアパウダーを使う直前に溶かして使う、
この“できたて”という劣化なしのパワフルさもさることながら、注目すべきは成分自体の力。
先ほども書きましたが、『ホワイトパウダー』はビタミンC誘導体。
ビタミンCとは少しだけ違います。
ポイントは“誘導体”というところ。

ご存じの方には申し訳ありませんが、ここでちょっとビタミンC誘導体について、ちょっとおさらいしてみます。
ご存じのように、ビタミンCは抗酸化力に優れています。
美白で考えると、メラニンの酸化を抑えるよう働くのですが、これは言い換えると、ビタミンC自らがメラニンの身代わりとなって酸化されるということ。
少しややこしくなってしまいましたが、つまり、ビタミンCは酸化されやすいのです。
それがピュアであるほど抗酸化力が強い反面、酸化されやすさも高くなるので、肌の中に入る前に既に酸化されていて、肌の中では十分に働かないということに。

このジレンマを解消するべく誕生したのがビタミンC誘導体。
“誘導体”がついたことによって、そのままでは酸化されにくく安定していて、肌の中に入ると活動開始!
角質層内にある酵素に反応すると、ビタミンCに変換されるのです。
肌に浸透しないとビタミンCにならないので活性が落ちず、
肌の中で100%の働きを発揮してくれるという仕組みです。

トゥヴェールのほとんどのスキンケアに、ビタミンC誘導体が高濃度で配合されていますが、短期集中で、濃厚な集中トリートメントをしたい時には、こんな扱いやすくて頼もしいアイテムは便利ですよね。

2012年10月 7日 (日)

クリスタルセラムのお詫び

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

クリスタルセラムですが、早ければ来週末ぐらいに定期便の新規お申込み受付を停止する可能性が出てきました。

定期便のお申し込みをご検討されている方はできるだけ早くお申込みいただきますようお願い申し上げます。

当初計画より大幅に出荷本数が増えまして、在庫が逼迫しております。

早ければ来週末ぐらいに遅くとも10月18日には新規のお申込み受付を停止する予定です。

通常販売につきましても10月18日までには一旦停止する予定です。

現在のところ、販売停止後の再開は11月2日から定期便の新規お申し込みの受付け再開、11月9日より通常販売を再開を予定しております。

既存の定期便にお申込みをされた方の在庫は確保しております。

何度も品切れを起こし、ご迷惑をおかけいたしますこと、まことに申し訳ございません。

2012年10月 3日 (水)

『ホワイトパウダー』 使用レポート その1

こんにちは! 商品テスト係のhanaです。


夏の紫外線ダメージでくすみやシミが勃発する秋こそ、美白の正念場。
そこで今月は、美白に大活躍間違いなしの『ホワイトパウダー』をレポートさせていただきます。

人気アイテムなので、既によくご存じの方も多いと思いますが、
ホワイトパウダーは、ビタミンC誘導体(アスコルビルリン酸Na)100%のピュアパウダー。
パウダー状なので、そのまま肌につけるのではなく、水に溶かして使います。
そういうと、ちょっと面倒だったり、難しそうにも聞こえますが、これが意外と楽しいんです。

真っ白できめ細かな粉末は水に溶けやすく、少し混ぜれば残らず全部溶けきるので、初めての人でも難なく使えるはず。
ちょっとした実験気分が楽しいし、なにより使う直前に作るのだから、いかにもフレッシュで、パワフルな感じがうれしい!

ただ、気になるのが、それを溶かす水。
一番理想的なのは、薬局などで売っている精製水だそうですが、結構容量が大きいのが難点。
少しずつ使っているうちに日にちが経ってしまうと、防腐剤などが入っていないので、腐ってしまいます。
水道水でもOKということですが(残留塩素はビタミンCの力で消去されるので)、せっかく作るなら、とミネラルウォーターでつくるようにしました。
ただし、この場合も注意が必要で、ヨーロッパ系に多いミネラルが豊富すぎる硬水は、ビタミンCを入れるとミネラルが沈殿してしまうこともあるそうなのでNGだそう。
国産のものならたいてい大丈夫そうです。