« 2012年8月 | メイン | 2012年10月 »

2012年9月

2012年9月30日 (日)

ミネラルパウダリーファンデーション

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

ミネラルパウダリーファンデーションを11月中旬に再販売することになりました。

現行のミネラルパウダリーファンデーションより化粧持ちを改善しました。

12gで3,180円(予価、コンパクトケース、パフ付)となります。

オークル、ライトオークル、ライトナチュラルの3色展開。

レフィルはございません。

ケースは変更となります。

現行品は4パーツで構成されていたものですが、3パーツに簡素化し、

コストダウンすることができました。せっかくなので、還元したいと思い、

現行品より容量を約10%アップし、価格を約10%下げました。

現行品と比較すると約2割安く仕上げ、お得感がある製品にしました。

また、色々とお客様や原料メーカーさんにもこちらの都合ばかり申しまして、

お詫びをしないといけないと思っています。

発売後数週間は、値段を下げて販売する予定です。

来年までかかると思っていましたが、詩作を繰り返し行うことで、ある程度良いものができたと考えています。

一旦、販売して、お客様の反応を見ながら次の改良を考えていく予定です。

開発中のコンパクトケースです。(ロゴを白にするか、黒にするか決めていません。)

P1000300

P1000303

2012年9月25日 (火)

スキンピーリングローションが売り切れました

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

スキンピーリングローションが品切れとなりました。

最近、欠品が多く、申し訳ございません。

スキンピーリングローションは10月2日の入荷・発送となります。

ここ最近のトレンドですが、ニキビ以外のシミなどにお悩みの方も

溜まった角質を除去するためにスキンピーリングローションをお買い求めいただくことも増えてきました。

フルーツ酸の一種であるグリコール酸が角質層の新陳代謝を促します。

シミはメラニンが溜まった角質が何枚も重なって見えることで、濃く見えます。

ちょうど色のついたスライドガラスが何枚も重なっている状態でしょうか。

それなら、色のついたスライドガラスの枚数を減らせば少しでもシミが

薄く見えるのではないかというのが、ピーリングによる美白補助効果となります。

フルーツ酸が直接メラニンの合成を弱める働きも無きにしも非ずですが、

むしろ濃い色の角質の排出を促すことで、肌色を整えていきます。

毎日使うアイテムではなく、週に1~2回程度お使いになれば十分なものです。

また、10倍に薄めることでイオン導出にも使うことができ、イオン導入前のクレンジングにより不要な汚れの排出を促します。

多くのお客様にご愛用いただいているのにもかかわらず、品切れが生じまして申し訳ございません。

2012年9月23日 (日)

水について その3

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

水の中のイオンを取り除くのは、特別な装置を使うかもしくはキレート剤というイオンを無力化する添加剤を使う方法があります。

いくら水からイオンを取り除いても製造装置や原料から入ってくるイオンは取り除けません。

イオンは無害なものもあれば酸化を促進するものもあります。

たとえば白い純石鹸を一度水道水で使って、放置すると黄色く変色します。

主に鉄や銅のイオンが存在すると、色がつきやすくなります。

石鹸の製造時や水道水中の鉄イオンが変色の原因になるため、一般的な石鹸にはキレート剤という成分が入っています。石鹸の場合は、変色防止ですが、クリームや乳液、化粧水にも金属イオンが入っていると、沈殿が起こるため、キレート剤が配合されることがあります。

エデト酸などが代表例ですが、化粧品の成分によってはクエン酸で防げることもあります。

要は、化粧品の成分とキレート剤のどちらがイオンとなじみやすいかで、どのキレート剤が適するかが決まります。

石鹸は、クエン酸よりもイオンとなじみやすいので、クエン酸より強力なキレート剤を配合する必要があります。しかし、化粧水ならクエン酸で十分事足りこともあり、特別なキレート剤を配合する必要もありません。

化粧水の有効成分では生薬エキス(ポリフェノールなど)が金属イオンの影響を受けやすく、成分が沈殿することもあります。

江戸時代のお歯黒は、植物エキスと金属イオンの反応を利用した着色ですが、イオンの種類によっては、成分が別の形に変わって、二度と戻らないこともあるため、変質防止が重要となってきます。

2012年9月19日 (水)

水について その2

こんにちは、トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。

精製水には実は4グレードくらいあって、通常手に入るのは日本薬局方に適合した水です。だいたい下から2番目くらいの水質となります。

工業製品では水の規格も決まっていて、不純物の量で水のグレードが決まります。

逆浸透膜やイオン交換樹脂を通して、蒸留し水中に溶け込んでいるイオンを排除し、精製水を製造するのですが、いくつもの純水装置やろ過装置を組み合わせて水を極限まで磨かないと、一番上のクラスの水は作れません。

ただ、そんなにいい水を作っても半導体工場で無い限り、余り意味はないです。

と申しますのは、私たちの周りには空気が存在し、空気中の酸素や二酸化炭素は常に水へ溶け込もうとするため、超純水であっても封を開けてしばらく放置すれば、空気が溶け込み、純水ではなくなるためです。

ちなみに水は不純物が多いと電気を通す性質があります。

この性質を利用し水の中にどれだけ電気が通るかを測定することで、不純物がどれだけ除去できたかということがわかります。

水の中に溶解しているイオンは飲用に際しては水の味に深みを与えるため、ミネラルウォーターが好んで飲用されますが、化粧品作りは別です。

金属イオンが化粧品の成分と反応し、沈殿することで、見た目が悪い商品になるからです。

そのため、化粧品では精製水を利用して製造するのが一般的です。

そうすることで、安定な製品作りができるからです。

2012年9月15日 (土)

薬用ホワイトニングローションαについて

こんにちは、トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。

申し訳ございません。薬用ホワイトニングローションαが品切れになりそうです。

定期便のお客様の在庫は確保しておりますが、通常注文では、ご注文のタイミングにより28日の発送になります。

現在のところ、薬用ホワイトニングローションαの2本セット、定期便、シミゼロゼロセット定期便の薬用ホワイトニングローションαの新規受付を停止しました。

再開は24日の予定です。

また、通常注文につきましても薬用ホワイトニングローションαの発送は、17日頃までのご注文分に限り、発送する予定です。18日頃からのご注文分は28日の発送となります。(注文状況により発送可能な日は前後します)

他の商品と一緒にお買上げの場合は、薬用ホワイトニングローションα以外の商品を先に発送し、28日に薬用ホワイトニングローションαを発送します。

クリスタルセラムに続き、薬用ホワイトニングローションαでも在庫切れを起こしまして申し訳ございません。

予想を上回るご注文いただきまして、販売計画の甘さに問題がございました。

ところで、クリスタルセラムですが、昨日の定期便発送分から外箱のデザインを変更しました。表面のデザインのみの変更となります。

P1000298

2012年9月12日 (水)

水について

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

クリスタルパウダーやホワイトパウダーを溶解する「水」についてお問合せをいただくことが増えてきました。

基本的に水道水で差し支えありません。沖縄や山間部などの硬水地域、たとえばクリアなガラスコップを水道水ですすいだ後、白い跡がまだらに残る、つまり硬水が多い水なら問題ですが、一般的な水道水なら差し支えありません。

水道水の塩素はビタミンC誘導体によって除去されます。

一番よいのは、精製水です。開封したての精製水がベストです。

しかし、精製水は防腐剤が入っていないため、保存が利きません。

たとえば開封後の精製水を冷蔵庫に保存してもすぐに菌が繁殖するため、そのような水を利用するのは考え物です。

軟水タイプのミネラルウォーターがあれば、飲むついでに化粧水作りに利用できて良いと思います。ただ、一般的なミネラルウォーターはミネラル分が多い場合が多く、軟水を見つけるのはなかなか難しいです。

それでも六甲の水など、水道水より若干でもミネラル分が少ないのなら、利用価値は十分にあります。

どの水にしてもできるだけ新鮮な水をお使いいただくことをお勧めします。

2012年9月 7日 (金)

ミネラルサンスクリーンについて

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

現在、ミネラル系のUV日焼け止めを開発中です。

シルクパウダーやフィニッシングパウダーではUV効果が無いため日焼け止めパウダーを要望されていました。

ただ、単なるUV防御だけではなく、”仕上げのお粉”としても使える化粧持ち向上を目的として色々なタイプを作りましたが、最近ある程度完成しました。

SPFは40~50程度です。ノンナノタイプの酸化チタンを高配合しました。

そのため一般的なミネラルファンデーションより酸化チタンの配合量は多くなります。

(UVを防御する酸化チタンの配合量を高めることで、高SPFを実現しました。)

ただ、単に酸化チタンの配合量を高くすると皮脂を吸い過ぎて肌が乾燥してしまうので、酸化チタンのコーティング剤に工夫を凝らし、乾燥が和らぐように致しました。

化粧持ち効果も上々です。

なお、発売する場合は肌色に合わせた一色の予定です。

P1000292

パウダーケースは、パフタイプにするかぽんぽん容器(現行のぽんぽんチークより大きなタイプ)にするか検討しています。

P1000295

P1000294

パフもぽんぽん容器も一長一短あって、容器を決めるにはまだ時間が掛かりそうです。

なお、ミネラルサンスクリーンのモニター募集は終了致しました。

ご多数のご応募ありがとうございました。

2012年9月 5日 (水)

『吸着型ヒアルロン酸原液HR-Z』使用レポート その3

こんにちは! 商品テスト係のhanaです。

同じヒアルロン酸の中でも、一般的なタイプよりも高い保湿力を持つHR-Zは、“吸着型”というところがポイント。

一般的にヒアルロン酸といえば、よくのばしてもペタペタするわりには、水で流してしまえば、あっさり取れてしまうのが普通ですがHR-Zは、水で流しても簡単には取れません。
分子量の大きいヒアルロン酸だけに、浸透するのは難しいものの、少量を塗るだけで、水で流したぐらいでは取れません。


普通の化粧品のように、ただ塗っているのではなく、文字通り、吸着するのです。

その秘密は、プラスにイオン化しているから。
ということは、マイナスにイオン化しているところにくっつきやすいのです。
肌表面もそうですが、一番くっつきやすいのが髪、特に傷んだ髪ほど吸着しやすいということになります。


実際、HR-Zをご愛用いただいている方の多くは、傷んだ髪のトリートメントとしてお使いいただいていることが多いようです。

その髪へのトリートメント効果がまたスゴい!
私の髪は今ロングでカラーリングもしているうえ、夏の紫外線ダメージで、毛先はパサパサ。
特に内側の髪は摩擦のせいか、もつれやすくて、切れやすくなっていました。
そんな髪に、といっても毛先20cmほどだけでしたが、お風呂上りにHR-Zを5滴ほどなじませてみました。


すると、髪がスルスルとすべりが良くなって、全然もつれなくなってびっくり!
1週間ぐらいした頃からは、毛先のパサつきもなくなって、すごく髪がなめらかになりました。

それもそのはず、HR-Zは保湿するだけではなく、キューティクルの修復までこなしてくれるのだそう。
私は原液そのままを毛先に集中的につけましたが、少し水で薄めて髪全体に使えばツヤツヤになりそうです。

使いやすいサラサラの使用感が心地よくて、いろんな使い方ができるHR-Zは、持ってて損はない万能美容液。
特に乾燥が始まるこれからの季節は、肌に髪に、と重宝するはずです。
ぜひ常備して、使いまわしてください。

2012年9月 2日 (日)

『吸着型ヒアルロン酸原液HR-Z』使用レポート その2

こんにちは! 商品テスト係のhanaです。

保湿力の高いヒアルロン酸の原液(1%)なのに、ベタつきがなく着け心地が軽いHR-Z。


そのイメージに反して、驚くほどサラサラの使用感も魅力ですが、一番の強みは、やはりその保湿力。

その実力を確かめるべく、早速肌に使ってみました。
まずは、手持ちの化粧水に数滴プラスして使ってみたところ、使用感的にはあまり変化なし。
ヒアルロン酸特有のペタッとした被膜感がないのがうれしいところ。
でも保湿感についても劇的に変わったという実感はなく、いつもより乾燥しにくいかな?という程度でした。

それならば、と思って、今度は混ぜずに、化粧水の後、美容液として使ってみることに。
化粧水がそこそこ肌に浸透したところで、いつもカサつきが気になる目の下を重点的に、Tゾーンを除いた額や頬になじませました。
これが私の肌には正解だったようで、エアコンで乾燥した室内に長時間いても、カサつかないんです!


どちらかというと、つけたてよりも時間がたつほど保湿効果を発揮するのでしょうか。
夕方頃、目の下がちょっとカサついてきたかな?と心配になったものの、いつの間にかそんなことも忘れて、夜になるまで乾燥していません。

唇に使った時も同じ。
荒れてる唇にもトラブルなくなじんで、ベタつかないから違和感なくつけられます。
しかも、長時間保湿してくれるので、まだ暑い時期にはこれだけでしっかりリップケアできそう。


乾燥が激しい季節になってきたら、リップクリームの前に塗っておくと、荒れ知らずのプルプルの唇がキープできそうです。