セラミドエマルジョン
こんにちは、商品開発係りの平野でございます。
セラミドエマルジョンなるものを開発しています。
超高圧乳化を行えば、乳化剤不要で、ヒト型セラミドを乳化することが可能です。
薄い濃度ならつまらないので、高濃度。できれば4%くらいの高濃度まで
配合したいと考えています。
ただ、確かに一時的に乳化は可能なのですが、安定性が悪くて・・。
ナノエマルジョン同士がぶつかって、大きなエマルジョンとなり、その大きなエマルジョン同士がぶつかって、ただの沈殿になってしまって・・。
原料も非常に高価なのに、ある程度の数量を作らないと、高圧乳化機にかからないため、開発費も結構かさんできて、頭が痛いです。
浸透湿潤セラミド10%のナノエマルジョンと比較すると、肌のハリ感は開発中のセラミドエマルジョンの方が上のような気がします。だから開発する意味もあるかと考えています。
ちなみにヒト型セラミドは、水にも油にも溶けない性質を持っているため、水に無理やり溶かそうとすると、セラミド同士が集まって粒になります。ただ、普通にセラミドの粉末を水に溶そうとしても溶けないため、頭で考えるほどうまくいきません。
そこで登場するのが超高圧乳化機です。
ダイヤモンドのカッターで乳化粒子を超高圧で引き裂き、ナノエマルジョンを作る超高圧乳化法ならではの「技」で、乳化剤を使わずセラミドを溶かします。
現状ではうまく溶かすことはできたものの、安定性という問題で苦労しています。
あと、2ヶ月ちょっとで秋になるため、少し焦りながら、他では簡単にできないトゥヴェールらしい乳液ができないかと試行錯誤を続けている今日この頃です。
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