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2013年9月18日 (水)

白斑問題

こんにちは、商品開発係の平野でございます。

白斑問題が某社以外にも広がるのか注視しています。

トゥヴェール商品ではとくに白斑問題は生じておりません。

ただ、新たな下記のようなニュースも流れています。

美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」被害について厚生労働省は10日、カネボウ化粧品以外の9社15製品で計16人の被害報告が寄せられたことを明らかにした。報告は1製品あたり1~2人にとどまっているほか、医師の診断を受けていない例も含まれ、厚労省は「製品との因果関係は不明」としている。

 カネボウ化粧品で被害が相次いだことから、厚労省が8月、薬用化粧品や化粧品のメーカーに同様の健康被害がないか自主点検し、1カ月以内に報告するよう求めていた。「精査が必要」として製品名は公表せず、医薬品医療機器総合機構(PMDA)で内容を分析して結果を公表する。

本来、製品に由来するものでしたら、患者さんの数がもう少し多くてもおかしくはないのですが、1製品あたり1~2人の方ということですので、美白成分が原因であるかどうかはまだわかりません。今後の調査の進展が望まれます。

なお、白斑は、加齢とともに一定割合で生じる病変でもあります。

メラニンを作る細胞は、20代に比べて60代になると半減するためです。

加齢とともにシミが増えるので、メラニンを作る細胞が増えていきそうなイメージですが、実際はその逆で、細胞数は自然減少していきます。(ガン等は別です)

つまり、加齢とはいやなもので、シミが多くできる可能性もあれば、白斑が生じる可能性も同時に高めます。また、病気によりメラニンを作る細胞が減って白斑を生じることもあります。

化粧品による白斑については、5割の方が使用を中止することで回復してきたとの報道もありました。病気の場合は、ステロイド剤で治療を行うことで、白斑の回復があるようです。

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