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2013年7月14日 (日)

スキンピーリングローション

こんにちは、トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。

 

スキンピーリングローションで、もう少し強いピーリング効果があるものを検討中です。

ニキビの多い方向けの商品で、グリコール酸の濃度は現行品と同じ10%。

pHを下げて、遊離酸を増やしてピーリング効果を高めたものです。

 

基本的にピーリングは、酸の濃度(グリコール酸濃度など)とpHが重要となります。

ピーリング剤に配合される酸はすべて酸の状態ではなく、中和された状態の方が多いです。

中和状態だとピーリング効果は弱く、保湿効果が強くなります。

そのため、pHを下げることで、グリコール酸の濃度を変えずともにピーリング効果を向上させることが可能です。

ただ、家庭用ではpHが3以下のものはほとんどありません。

美容皮膚科でピーリングの施術を受けるときはpH2近いものが使われますが、これは専門家でないと使えません。

pH値が低いと酸の割合が高いということになるのですが、その状態では肌に塗ったピーリング剤が肌の奥まで浸透しても止まることはなく、どんどんピーリングが進むという問題があります。

そのため、pHが低いピーリング剤を使う場合には施術後に必ず中和という作業を行い、ピーリング剤を保湿剤に変換し、肌の浸食を防ぐ必要があります。

日本では滅多に行われませんが、アメリカなどでは低pHのピーリング剤を使用して真皮までピーリングを行い、肌全体を再生させることもあります。

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