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2012年9月19日 (水)

水について その2

こんにちは、トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。

精製水には実は4グレードくらいあって、通常手に入るのは日本薬局方に適合した水です。だいたい下から2番目くらいの水質となります。

工業製品では水の規格も決まっていて、不純物の量で水のグレードが決まります。

逆浸透膜やイオン交換樹脂を通して、蒸留し水中に溶け込んでいるイオンを排除し、精製水を製造するのですが、いくつもの純水装置やろ過装置を組み合わせて水を極限まで磨かないと、一番上のクラスの水は作れません。

ただ、そんなにいい水を作っても半導体工場で無い限り、余り意味はないです。

と申しますのは、私たちの周りには空気が存在し、空気中の酸素や二酸化炭素は常に水へ溶け込もうとするため、超純水であっても封を開けてしばらく放置すれば、空気が溶け込み、純水ではなくなるためです。

ちなみに水は不純物が多いと電気を通す性質があります。

この性質を利用し水の中にどれだけ電気が通るかを測定することで、不純物がどれだけ除去できたかということがわかります。

水の中に溶解しているイオンは飲用に際しては水の味に深みを与えるため、ミネラルウォーターが好んで飲用されますが、化粧品作りは別です。

金属イオンが化粧品の成分と反応し、沈殿することで、見た目が悪い商品になるからです。

そのため、化粧品では精製水を利用して製造するのが一般的です。

そうすることで、安定な製品作りができるからです。

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