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2012年8月 8日 (水)

ナノ粒子について その1

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

最近、よくある質問に「スキンケア化粧品にナノ粒子を配合しているのか?」というものがあります。

ミネラルファンデーションではたまに照会を受けますが、スキンケア化粧品でも尋ねられるようになりました。ただ、スキンケア化粧品に配合するナノ粒子は体内に入ると消化されるのが、大前提です。

スキンケア化粧品でナノ粒子を配合しているのは、エッセンスローション、フェイスクリーム、アクアナノライズジェル、ブライトニングセラム、エッセンスセレクトゲル、クリスタルセラムとなります。

このうちクリスタルセラム以外は、大豆レシチンで作ったカプセルに有効成分を封入しています。この大豆レシチンカプセルの良いところは、レシチンは人間の体内にある成分でもあり、細胞膜を形成しているため、肌への浸透も肌へ入った後の細胞への浸透性も優れている点です。

また、このナノカプセル自体は体内にある成分と同じであるため、簡単に排出されるという特徴もあります。

ちなみにクリスタルセラムのナノカプセルは生分解性ポリマーを使用しています。

乳酸とグリコール酸という、化粧品では保湿やピーリングに使用している成分のみを原料に使用してナノカプセルを製造しています。

このナノカプセルは水で分解する特性があるため、クリスタルセラムの中に配合するとせいぜい数ヶ月程度しか持ちません。

肌の中に入ると酵素によって、素早く分解されていきます。また、元々が保湿剤のポリマーだけに肌なじみがよく浸透性が高いという特徴もあります。

以上のことから、トゥヴェールのスキンケア化粧品に使われるナノカプセルというのは、基本的に肌の中で分解されるように設計されており、安全性については特に問題ないものとなります。

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