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2012年5月

2012年5月30日 (水)

イチゴの季節がやってきました

こんにちは、トゥヴェール商品開発係りの平野でございます。

イチゴがたくさんできました!

とは言っても、会社ではなく我が家の話。

うちではかわいい孫のために、イチゴを路地栽培しています。

ただ、去年は、イチゴが熟してさあ、これから採りに行こうとうちの娘が畑に向かうとほとんど盗まれてしまったという悲しい事件がありました。

今年は、その事件の再来を防ぐためにイチゴ畑の周囲を網で囲ったのが功を奏したのか、盗まれることは無く、無事収穫を迎えました。

ただ、家族は6人なのにこの畑では100パック以上のイチゴがなります。

近所の人もイチゴをたくさん作っているのであまり配る相手はなく、仕方が無いので、会社の昼食に何度か出して、イチゴの消費に協力してもらいました・・(笑)

今年は、盗まれても少しは残るようにと量を優先したため、大きさは不ぞろいです。

無農薬栽培で、娘は収穫と同時に畑で食べまくり、採ったイチゴをご飯代わりにしたり、ジャムやジュース、ムースやジェラートに変えて、食べまくりましたが、そろそろ終わりが近づいてきました。

来年は間引きして、大きさも大粒を狙っていこうかなと検討中です。

Iti1

Iti2 Iti3

2012年5月27日 (日)

表皮ケアと真皮ケア その6

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

基底膜は、表皮細胞の足場となるため、この足場に穴が開くと、その穴の上では細胞は成長できません。

もちろん、表皮の細胞は奥底から上がるに従って、横へ広がるため、たとえ隙間があってもその隙間を埋めるようにします。結果として、角質のバリアとしては、影響は少なくなります。

基底膜は、紫外線によって、早ければ20代半ばに異常が発生することがあります。

部分的に断裂したり、中途半端に修復されて2重の膜になると、その上で生活する肌細胞にも悪い影響を与えます。

破れても修復は行われますが、それが何度も繰り返されると、波のように起伏にとんだ膜がだんだんたいらになります。

しわは一方向へ皮膚が陥没し、細長く続いた状態で出現するもの。基底膜の起伏が失われることで、その上の肌表面の起伏も失われ、キメが消失し、陥没し溝が出現します。その結果としてシワが発生します。

最初は小さなシワであってもだんだんそれが成長して、深くなっていきます。

老化すると様々な部分でトラブルが発生しますが、真皮より先にトラブルが発生するのが基底膜で、それからその下の真皮層でコラーゲンの老化が起こります。

とくに紫外線は細胞に基底膜を溶かす酵素を作るように働きかけるため、UVケアはしっかりしていただく必要があります。

基底膜の異常は真皮層の劣化よりも早く生じるため、老化の初期段階と位置づけられています。

つまり、表皮→基底膜→真皮の順に老化が進んでいきます。

2012年5月23日 (水)

表皮ケアと真皮ケア その5

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

数多くの化粧品成分があります。しかし、肌に塗って、真皮にまで届くというのは、あまりありません。

たとえば、保湿成分は角質層くらいまでで、生きた細胞層である表皮に届くものはかなり減ります。そして表皮の下にある真皮層になるとさらに減ります。

それは真皮と表皮の間には基底膜という膜が存在しているからです。

この基底膜の通過は難しく、簡単に真皮へ抜けさせないようにしています。

ちなみに基底膜というのは、コラーゲンから出来ています。

コラーゲンというと繊維状のものを思い浮かべることが多いですが、基底膜はどちらかというと繊維にはならず、網タイツのような網目状に平面に広がるコラーゲン膜です。

つまり、表皮から真皮に何かの物質が浸透しようとすると、この基底膜の網目を通る必要がありますが、この網目がとても細かく、簡単には通りません。

この基底膜ですが、同じ種類のコラーゲンが腎臓で働いています。

腎臓での役割は、血液を濾すろ過膜として。つまり、基底膜というのはかなり細かい目のを持つコラーゲンの網となっています。このろ過膜並みに細かい網目を通過するのは困難なため、たいていの成分が表皮止まりとなります。

ここで基底膜の役割ですが、単に表皮と真皮を分け隔てるだけではありません。

表皮の細胞にとっては、とても重要なコラーゲン膜となります。

それは、表皮の細胞は、足場依存性といって、細胞が生きていく上では必ず足場が必要となり、その足場となるのが基底膜なのです。

2012年5月20日 (日)

表皮ケアと真皮ケア その4

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

先日、ブログ内容が難しいという社内からのクレームがありました。

申し訳ないです。図を描けばよいのですが、その才能は持ち合わせていない為、もう少しわかりやすく書きたいと思います。

真皮のコラーゲン繊維が老化で少なくなると書きました。

真皮と聞くといまいちピンとこないかもしれません。しかし、私たちの身の回りには真皮で作った製品で満ち溢れています。

牛革の靴やハンドバック、財布、ジャンパーやコートなど。

革製品は、動物の皮を剥いで作ります。皮膚は表皮と真皮から成り立っていますが、剥いだ皮を石灰のアルカリで表皮を溶かして、その後真皮のみを取り出します。

このときの真皮はコラーゲン繊維の塊です。そのままだとコラーゲン繊維は腐りやすいため、クロムやアルミなどの金属の溶液に溶かすと、柔らかく、強靭で燃えにくく、腐りにくいコラーゲン繊維へと変化させます。

革靴や皮革製品の断面をみていただきますと、細かい繊維が見えますが、それこそがコラーゲン繊維となります。

真皮は表皮と違って、細胞が密に並んではいません。この繊維の間にまばらに繊維芽細胞が生息しています。同じところに一生いるのではなく、移動してコラーゲン繊維の修復や新たな繊維を作っています。

若い頃は繊維芽細胞はたくさんいますが、老化するにつれて細胞自体の数も減り、さらに細胞の元気もなくなってきます。

老化が進行すると、コラーゲン繊維を作るより、分解する酵素の働きが強くなります。そうなると、真皮の厚みが減少し、外部からの力を弾き返す弾力もなくなり、シワが出現しやすくなります。

2012年5月16日 (水)

表皮ケアと真皮ケア その3

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

老化を導く活性酸素については、体の内側の要因と紫外線やタバコなどの外的な要因の二つに大きく分かれます。

避けられない活性酸素というのは、体の内側から発生するもので、ブドウ糖からエネルギーを取り出すときに発生します。人間は食物を燃焼させて、エネルギー源としていますが、呼吸で取り込んだ酸素の数パーセントが活性酸素に変化するとされています。

もちろん発生した活性酸素を取り除く成分は細胞内にあるので、発生した活性酸素のほとんどは処理されてしまいます。また、酸素を大量に消費する運動選手などは、体の仕組みとして、活性酸素を処理する酵素をたくさん持つようになり、体も増える活性酸素に対応するように適応していきます。

しかし、体の内側から発生する活性酸素を100%消去することはできず、徐々にダメージが蓄積し、徐々に老化を促進させます。この内側からの活性酸素放出を抑えるには、活性酸素の発生源となる食事を制限するしかありません。

とは申しましても体を維持するするにはある程度のカロリーが必要なため、要するに食べ過ぎないことが重要となります。

有名な実験で、ねずみの寿命を左右する要因に「何が一番関与するか」というものがありましたが、その結果はカロリーを制限して、餌を食べ過ぎないことが一番でした。

糖分やでんぷんなどの炭水化物を多く含む食物を多く食べ過ぎると、血中の糖濃度が高まり、糖尿病になりやすくなります。

美味しいものほど、(体形維持や成人病を含めて)体に負担が大きいというのは、厳しい現実で、適切な食生活を営む努力をしなければ、美しさは維持できません。

2012年5月13日 (日)

表皮ケアと真皮ケア その2

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

真皮ケアが必要になるのは、コラーゲンの合成と分解のバランスが崩れ始める30代から。

コラーゲンは肌のハリを支える重要な成分ですが、主に減る要因というのは、加齢以外には紫外線、質の劣化は活性酸素や糖分が影響します。

紫外線は肌の上層部のコラーゲンの分解を促進させ、糖分は満遍なくコラーゲンを老化させていきます。糖分による老化は糖化ともいい、肌だけでなく、血管の老化など、体全体に影響を及ぼします。

一方、紫外線の影響は主に皮膚表面です。紫外線に当たると、コラーゲンの分解を促進させる酵素の働きを強めます。もし、コラーゲンの合成が同様に促進されるのでしたら、肌の生まれ変わりが促進されるのですが、実際は、コラーゲンの分解の方が多くなり、新しいコラーゲンは作られつつありますが、減っていく量が多いため、全体的なコラーゲン量は少なくなります。

コラーゲン繊維の密度が減ると今までは上から押さえられても弾き返していたのが、だんだん弾き返す力が弱くなります。

量の変化と共に起こるのが質の変化。コラーゲンが老化すると必要以上にお互い結びつき、弾力性が無くなります。コラーゲン同士の結びつきが強くなると、酵素での分解は困難となり、コラーゲンの入れ替えができなくなります。

新品のふわふわのクッションが長年使っていると弾力がなくなるのと同じ状態でしょうか。コラーゲンの質の変化は、活性酸素や糖分以外にもいくつかの物質が関与していますが、主には活性酸素と糖分が大きく影響します。

そのため、血中の糖分濃度が高い、糖尿病では早く老化が進んでいきます。

2012年5月 9日 (水)

表皮ケアと真皮ケア

こんには、商品開発係りの平野でございます。

6月発売予定の薬用ホワイトニングローションαと7月発売予定のクリスタルセラムの違いは、主にケアする部分の違いとなります。

薬用ホワイトニングローションαは、従来からあるビタミンC誘導体の浸透性を高めて表皮の奥底から真皮の上層部までをケアすることを目的としています。

シミ対策、ニキビ対策がメインで、国から効能を取得していますが、主には40代前半くらいまでの肌トラブルに対応したものです。

若い肌トラブルは、真皮奥底に問題があるというより、シミやニキビの原因は角質層やその下の表皮にある場合が多く、表皮奥底を集中ケアする化粧品が老化防止に役立つと考えています。

そこで開発したのが、薬用ホワイトニングローション及び薬用ホワイトニングローションαです。浸透性が高く表皮の奥底まで浸透し、過剰なメラニンの合成阻止や基底膜のケアなどを行います。

シミ以外にも若い肌で発生するしわは、乾燥によるものが多く、コラーゲンの大幅減少や筋肉の硬化による老人性のシワとは基本的に原因が違います。

そして、年齢によってトラブルが発生する部分の深さが違うため、そのトラブルが生じる部分へちょうど良い感じに浸透してケアする必要があります。

2012年5月 6日 (日)

薬用ホワイトニングローションαについて

こんにちは、商品開発係りの平野でございます。

薬用ホワイトニングローションαはようやく厚生労働省からの承認が得られました。

認めてもらったのは美白効果やニキビ、肌荒れ防止についての効能です。

ただ、容器はまだ製造できていませんので、実際の発売にはあと1ヶ月弱くらいかかりそうです。

先に作っておいて、承認が下りたら即出荷というのが、非常に楽なのですが、薬用化粧品の場合、配合成分に問題があると、簡単に「作り直し」を申し渡されるので、先に作るというのはリスクがあります。

最近は薬用化粧品の審査が厳しくなって、いままで通っていたものが簡単に通らなくなり、発売が決まっているのに発売できなくなってしまった企業も何社もあるとか。

薬用ホワイトニングローションαはそうした中で、すんなりと承認をいただきました。

なお、薬用ホワイトニングローションαは、保湿力が上がっています。

メラニンを還元漂白するだけでなく、角質層の水分量を上げて、肌の透明感も出やすくなりました。

一般的に高濃度VCローションは乾燥気味になるところが、薬用ホワイトニングローションαはそこを改善して、しっとりするような仕上がりになっています。

今までは、VC誘導体をプレ化粧水として使って、その後に保湿化粧水を使うということを推奨していましたが、薬用ホワイトニングローションαはその必要がないため、薬用ホワイトニングローションαの発売と同時期にシミくすみ対策セットの内容を見直そうと考えています。

具体的には従来のセット内容に加えて、薬用ホワイトニングローションα→ブライトニングセラム→エッセンスセレクトゲル→ホワイトクリームⅡというライン使いするラインを検討しています。

2012年5月 3日 (木)

「薬用ホワイトニングローションα」のテクスチャ その3

こんにちは、商品テスト係のhanaです。

2回に渡って「薬用ホワイトニングローション」と、その進化版「薬用ホワイトニングローションα」の使用感の違いについてレポートしてきましたが、最後にその効果についても、少しだけお話しさせてください。

今回のレポートのために、主に使い続けたのはαの方。

朝晩続けて、約3週間になりますが、肌が全体的にツルンとしてきました!

少し前から「あれ?なんか違うぞ」という感じだったのですが、続けるほどに、それが確信へ!

もともと乾燥肌の私は、それほど毛穴が開いている方ではなかったのですが、年齢とともに(涙)、皮脂過剰による開きではなく、たるみによる開きが少しずつ気になってきました。

それが、いつの間にか気にならないように。

つまり、毛穴の印象が薄くなってきたんです。

そのおかげで、肌自体の印象がなめらかに変わって、ツルンと見えるんですね。これは、かなりうれしいです!

周期的に現れるニキビも、気が付くと、今回は出現せず、肌コンディションを崩さず乗り切れました。これもローションのせいでしょうか?

そして、気になる美白効果ですが、

前のレポートでもご紹介させていただきましたが、私のシミは数年越しのガンコ者のせいか、3週間では正直なところ、目立った変化はありませんでした。

が、肌のトーンが確実に違う!!

シミというピンポイントに効かせるには、もう少し時間がかかりそうですが、色ムラやくすみは薄くなり、肌全体のトーンはグンと上がりました。

当然、透明感も上がった気がします。

この短期間ながら、これほどの肌変化が現れるのですから、もっともっと使い続ければ、シミにもきっと効果は出るはず。

私のガンコなシミだって、退治してくれそう!と希望の持てる化粧水です。

今はまだ発売前の特別仕様ですが、

レギュラー品として登場するが待ち遠しいです!

2012年5月 1日 (火)

「薬用ホワイトニングローションα」のテクスチャ その2

こんにちは! 商品テスト係のhanaです。

前回、人気の「薬用ホワイトニングローション」の肌感触についてご紹介しましたが、続く今回は、その進化版について。

進化版となる6月頃発売予定の「薬用ホワイトニングローションα」を見て、まず気づくのは色の違い。

現行品は、カンゾウエキスの影響で褐色に近い色をしていましたが、α(=薬用ホワイトイングローションα)の方はごく薄い黄色です。

(※カンゾウエキスは植物エキスのため、エキスの製造時期によって色の濃淡が変化します)

カンゾウエキスといえば、このローションのもう一つの美白成分であり、キメを整えたり、肌荒れを予防してくれる頼もしい成分。

αの色はごく薄い黄色になりましたが、そんな大切なカンゾウエキスを削除したわけではありません。

「カンゾウフラボノイドエキス」と、形を変えてちゃんと配合しています。

しかもこちらの成分は、植物エキスにして、強力な美白剤としておなじみのハイドロキノンよりも美白効果が高いというのですから、ますます頼もしくなりますね。

さらに、美白や保湿効果を高めるべく、選りすぐった植物エキスが、他にもたっぷり配合されています。

その効果が相乗的に働いて、高まったのが保湿力。

浸透後に感じたあの独特な張り感が、αの方はかなり軽減しています。

もちろん、パワフルな美白効果を生み出すビタミンC誘導体は、変わらずしっかり6%配合されていますが、あのキュッとした感じはほとんど感じません。

肌にスーッと浸透して、しっとり落ち着く感じ。

使用感の好みは様々ですが、クセの少ないテクスチャーで、さらに使いやすくなっています。